予防歯科と歯のクリーニングに違いはあるの?目的とメリット、処置の内容を解説

監修者情報

院長:内藤 嘉彦

<保有資格>

  • 国際インプラント学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会
  • 顎咬合学会認定医など

<自己紹介>

はじめてお越しいただく方は、歯医者に対して不安をもたれているかもしれません。
当院は常に患者様を第一に考え、不安を取り除き安心して治療をお受けいただきたいと考えています。
まずはカウンセリングを行いますので、お気軽にお口のお悩みをお聞かせください。

「歯医者さんは、虫歯の治療をするもの」「歯が痛くないなら、行く必要がない」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、歯科医院は虫歯や歯周病などの治療をするだけのところではありません。

日本では、以前まで治療を目的とする歯科医院が一般的でした。しかし近年、虫歯などの疾患になる前に定期的に歯科医院へ通うことで、将来歯を失わないようにするための予防歯科が重要視されるようになってきています。

また、最近では歯の汚れや色を気にする方も徐々に増えてきており、歯のクリーニングを受けに歯科医院へ通う方も多くなっているのをご存知ですか?

予防歯科も歯のクリーニングも、虫歯や歯周病予防のために必要な処置を行うものであり、歯の健康維持のサポートをするものでもあります。

一見、両者は似ているように見えるため、何が違うのかと不思議に思っている方もいることでしょう。

そこでこの記事では、予防歯科と歯のクリーニングとはどのようなものなのか目的とメリット、通院するタイミングや内容を解説し、2つの違いについてもご紹介します。

予防歯科とは

予防歯科とは、できるだけ虫歯にならないように「予防」するための考え方のことです。

定期的に歯科医院へ通院し、虫歯や歯周病などの疾患が発症したり、悪化したりしないように処置や指導を行います。

欧米諸国では虫歯になる前に予防歯科へ通うのが一般的ですが、日本ではまだそういう意識をもつ方が少ないため、どのようなことを行っているのか知っている方も多くありません。

そこでここでは、予防歯科の目的とメリット、通院するタイミング、処置の内容について詳しく解説していきます。

予防歯科の目的とメリット

「8020運動」という言葉をご存知ですか?これは、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうとする運動で、厚生労働省や日本歯科医師会が推奨しています。

 

予防歯科の目的は、将来1本でも多く自分の歯を残すことです。

虫歯や歯周病のリスクを軽減させられるだけでなく、万が一虫歯が見つかったとしても早い段階で発見できるため、虫歯が進行してしまう前に治療を行えるのがメリットです。

「虫歯になっても治療すればいいや」とお考えの方もいます。しかし歯は、一度削ってしまうと二度と元に戻らないばかりか、歯の寿命を縮める原因にもなるため、できる限り歯を削らず健康な状態を維持することが大切なのです。

以下は、予防歯科のメリットです。

・歯や口の中の健康を長期間維持できる
・虫歯を早期発見、治療できる
・認知症のリスクが低減する
・全体的な医療費の負担が軽くなる
・全身の疾患を予防できる
・歯の審美性が上がる

虫歯や歯周病で歯を失わないように口の中の環境を整備したり、食べ物に気遣ったりする方は、早いうちから予防歯科の重要性に気づきます。

虫歯や歯周病の治療には、予防歯科へ通院するよりも費用と時間が必要です。全身の疾患を予防することにもつながるため、将来的にかかる医療費の負担が大幅に軽減する可能性もあります。

通院するタイミング

予防歯科へ通院を開始する最初のタイミングは、乳歯が生えはじめたときです。歯科医院の処置に慣れさせるという意味でも、赤ちゃんのうちから予防歯科へ行ったほうがよいでしょう。

では、大人の場合はどうなのでしょうか。

普段予防歯科や定期検診に通っていない大人の方は、できるだけ早く通院しはじめることをおすすめします。通院の頻度は、一般的に3〜6か月に一度がよいといわれていますが、患者さんそれぞれの口の中の状態によって最適な頻度は異なります。

自分に最適な通院のタイミングを知るためにも、まずは一度歯科医院へ相談に行ってみましょう。

処置の内容

予防歯科では、歯科医師や歯科衛生士などのプロフェッショナルが行うケアと、患者さん自身が行うセルフケアによって、虫歯や歯周病などの疾患を防ぎます。

以下は、予防歯科で行う処置の内容の例です。

・歯磨き指導
・フッ素塗布
・PMTC
・SRP(歯石取りと歯面磨き)

PMTCとは、歯科衛生士が専用の道具を使用して行う歯のクリーニングです。歯面を綺麗に清掃した後にフッ素を塗布して虫歯や歯周病を予防します。

【関連記事】

PMTCと歯石除去の違いは何?それぞれの効果と手順を紹介

また、歯磨き指導によって正しい歯磨き方法を習得し自宅でのセルフケアの質を上昇させることで、虫歯になりにくい環境を作っていくのも、予防歯科の大切な役割です。

予防歯科で行う処置に関する詳しい内容について知りたい方は、こちらも参考になさってください。

「予防歯科治療に力を入れております」

歯のクリーニングとは

歯のクリーニングとは、歯を綺麗にするために歯科医院で行う処置のことです。文字の通り歯に付着した歯垢や歯石を落とし、歯面を綺麗に清掃します。

歯のクリーニングを受けると、歯の表面がツルツルするため、気持ちがよいという方も多く、近年施術を受ける方が増加しているようです。

ここでは、歯のクリーニングの目的とメリット、通院するタイミングと処置の内容についてご紹介します。

歯のクリーニングの目的とメリット

一般的に、歯科医院で行う歯のクリーニングは、歯科衛生士が専用の道具を用いて行います。

普段自分で行う歯磨きでは落とせない、歯垢やバイオフィルム(時間が経過した歯垢)、歯石を徹底的に除去します。

つまり、歯のクリーニングの主な目的は、歯垢や歯石を落として虫歯や歯周病にならないようにすることで、将来にわたって歯の健康を守ることなのです。

以下は、歯のクリーニングのメリットです。

・虫歯や歯周病の予防、治療ができる
・口臭が改善する
・着色汚れを落とすことで歯本来の白さとツヤを取り戻せる
・歯質を強くできる
・歯茎が減るのを抑制できる
・口の中を健康的な状態に保ちやすくなる

歯磨きが苦手な方や歯並びが悪い方は、きちんと磨いたつもりでも磨き残していることも多く、虫歯などのリスクが高まってしまいます。歯のクリーニングは、そんな日々の不完全な歯磨きを補う手段としてもおすすめです。

また、近年では歯のクリーニングは歯の審美性を求める方々の間で、エステや美容院でケアをするのと同じように、身近なものになっています。

通院するタイミング

歯のクリーニングへはじめて通うタイミングは、乳歯が生えてきた頃です。遅くとも乳歯がすべて生え揃う頃には、歯のクリーニングへ通いはじめた方がよいでしょう。

なぜなら、乳歯は永久歯よりもやわらかく、虫歯になりやすいからです。歯垢や歯石をためないことで、虫歯になるリスクを大幅に下げられます。

また、乳歯が生え揃う頃にはいろいろな食べ物が食べられます。食生活が大人とあまり変わらなくなると、大人と同程度の虫歯リスクが発生しはじめるため、早めに歯のクリーニングをはじめるべきなのです。

もちろん、大人の場合はいつ歯のクリーニングをはじめても大丈夫です。できるだけ早めに歯科医院でプロの手によるクリーニングを受けるようにしましょう。

頻度については、患者さんそれぞれの口の中の状況によって異なるため、歯科医院で最適なタイミングについて相談してみることをおすすめします。

処置の内容

歯のクリーニングには、保険診療によるものと自由診療のものの2種類があります。2つの違いは、「何を目的として歯のクリーニングを行うのか」という点です。

以下は、保険診療と自由診療のそれぞれの目的です。

・保険診療は、歯周病や虫歯などの治療が目的
・自由診療は、虫歯や歯周病予防、審美目的

保険診療の歯のクリーニングでは、主に保険適用内の道具を使用して歯石取りを行います。一方の自由診療では、専用の道具を使用して歯垢を除去し、フッ素を塗布するPMTCを行います。

PMTCの場合は、自由診療であるため、クリニック独自の内容や費用の違いなどがあるので、事前にどのような処置を行うのか聞いてみるとよいでしょう。

予防歯科と歯のクリーニングの違い

上記でご紹介した内容から、すでにお気づきの方もおられるかもしれませんが、結論からいうと、歯のクリーニングは予防歯科で行う処置の一つです。

歯のクリーニングも予防歯科も、虫歯や歯周病の治療や予防につながる点では同じです。しかし、予防歯科ではそれ以外にも咬み合わせや欠損部分の補綴などによって、将来できるだけ自分の歯を残すためのサポートも行っていきます。

そのため、歯のクリーニング単体で施術を受けるよりも、予防歯科へ通い、その一環として歯のクリーニングを受けた方がよいでしょう。

まとめ

予防歯科と歯のクリーニングとはどのようなものなのか目的とメリット、通院するタイミングや内容を解説し、2つの違いについてもご紹介しました。

予防歯科と歯のクリーニングは、目的やメリットに共通点はありますが、歯のクリーニングのみを受けるよりも予防歯科へ定期的に通院した方が、口の中の環境を総合的に改善できます。

これからの時代は、歯が痛くなってから治療のために歯科医院へいくのではなく、予防のために定期的に通う方が増えていくでしょう。

予防歯科や歯のクリーニングが気になる方は、ぜひ本記事を参考になさってください。

初台にある「内藤歯科」では、国家資格を有する歯科衛生士が歯のクリーニングや予防歯科の診療に携わっております。予防に関しての専門的な知識と技術をもったプロですので、安心して診療を受けていただけます。

患者様が将来少しでも多く自分の歯を残せるように、一人ひとりにきちんと寄り添い、診療をいたしますので、ぜひ一度「内藤歯科」までご相談ください。

 

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