根管治療で治らないとき抜歯以外の選択肢は?2つの治療法を紹介

監修者情報

院長:内藤 嘉彦

<保有資格>

  • 国際インプラント学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会
  • 顎咬合学会認定医など

<自己紹介>

はじめてお越しいただく方は、歯医者に対して不安をもたれているかもしれません。
当院は常に患者様を第一に考え、不安を取り除き安心して治療をお受けいただきたいと考えています。
まずはカウンセリングを行いますので、お気軽にお口のお悩みをお聞かせください。

根管治療 治らない

「根管治療がなかなか終わらない」「根管治療の末治らないから抜歯といわれた」という経験がある方は意外に多く、自分の歯を残したいという理由から他の方法はないかと考える方もいらっしゃいます。

結論から言うと、根管治療がなかなか終わらないような難しいケースでも、抜歯をする必要がない症例もあります。

この記事では、根管治療をしてもなかなかよくならないケースと、根管治療で治らないときの治療方法についてご紹介します。

根管治療からの抜歯でお悩みの方、なかなか治癒しないことに不安を覚えている方は、ぜひご覧ください。

根管治療の流れ

根管治療 治らない

虫歯は進行度合いによってCO~C4まで分類されており、歯髄の入っている根管部分にまで虫歯が進行した状態は、C3、C4となるため、その状態になると根管を消毒する根管治療が行われます。

虫歯の進行について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください

虫歯10本の治療期間は?進行度別治療法と期間を紹介

根管治療は以下のような流れで行われます。

1.虫歯に侵された神経部分を除去する
2.歯根までの深さを測る
3.歯根の底部までくまなく綺麗にする
4.歯根の奥まで薬剤で消毒する
5.化膿止めを充填し密封する
6.蓋をして土台を構築する
7.かぶせ物をして咬み合わせを調整する

これらの流れの中で不十分なことや中途半端な状態があると、根管の中に菌が残ったままとなってしまい再び炎症を起こしてしまうことがあります。

根管治療は再治療をすると成功率が下がるとされているため、結果的に抜歯となってしまう可能性もあります。

根管治療の詳しい治療については、こちらのページをご覧下さい。

歯を残すための高度な技術を要する根管治療

根管治療をしてもなかなか治らないケース

根管治療 治らない

歯髄が入っている歯の内部である根管部分まで虫歯が進行してしまった場合に、根管内の細菌を除去して痛みや腫れを取り除くのが根管治療です。

ここからは、根管治療をしてもなかなか治らないケースをご紹介します。

根管内を殺菌しきれていない

根管は、歯の根っこ部分で複雑に枝分かれしています。この部分に細菌が入り込んでしまうことで、枝分かれしている部分を全て殺菌しきれていないというケースがあります。

目に見えないほど小さい細菌が、枝分かれした根管に入り込むことで、消毒薬が行き届かず細菌が残っているとそこから毒素が出て、鈍痛や違和感につながってしまうのです。

歯根破折(歯の根が割れている)

根管治療を行っている歯は、神経を除去しているため、歯自体がもろくなっています。通常歯根破折が起こっている場合は抜歯となりますが、大臼歯など根が複数ある歯の場合は割れている部分のみを抜歯することで対応できるケースも。

 

歯の根が割れてしまう原因は、硬いものを咬んだ、歯ぎしりやかみしめの癖があるなど、神経がなくなってもろくなった歯に強い力がかかることで起こります。

歯の痛みや腫れ、出血、ぐらつきなどがあると歯根破折が疑われますが、目視やCTで確認できないこともあります。

根尖孔外感染

根尖孔外感染とは、根管内の感染が外側に広がってしまった状態です。

根管内の消毒を続けていてもよくならず、外科的に感染部分を除去する必要があります。

歯根嚢胞(しこんのうほう)

虫歯が進行して歯髄に感染が起こったあとに歯根の先まで進行してしまうと、根尖性歯周炎が生じ、根尖性歯周炎が慢性化すると歯根嚢胞ができることがあります。

歯根嚢胞は根管治療で治癒することもありますが、治癒しない場合はこちらも外科手術によって嚢胞を摘出する処置を行います。

歯根肉芽腫(しこんにくげしゅ)

前述した根尖性歯周炎を放置していると、吸収された膿が繊維組織を過剰に形成し、歯根肉芽腫へと変わっていきます。

症状としては、違和感が生じる程度で痛みがないことが特徴です。

根管治療で治らないとき抜歯以外の治療方法

根管治療 治らない

根管治療で治らないケースをご紹介してきましたが、根管治療でなかなか症状が改善されないような場合は、抜歯を進める歯科医院があることは確かです。

実際に抜歯をすることでしか対応ができないケースもありますが、抜歯以外にも治療方法が存在するため、ここからは根管治療で治らないときの治療方法をご紹介します。

歯根端切除術

歯根端切除術は、根管治療をしても治らない、症状が治まらないというときに効果的な外科的切除の方法です。

抜歯は、歯の全体を抜歯して感染している部分を取り除きますが、歯根端切除術は歯の一部を外科的に取り除くことで症状を改善させます。

歯根端切除術が行える歯は、根が一つの前歯や小臼歯となり、歯茎を切開して根尖にアプローチするため、抜歯せずに治療することができます。

再植術

再植術とは、一度抜けてしまった歯を再度同じ場所に戻すという処置です。事故などで歯が抜けてしまった方などに行われる処置ですが、意図的に再植術を行うこともあります。

歯の根の部分に大きな病巣があるケースなどでは、根管治療で根の先まで綺麗に消毒することが難しいため、一度歯を抜いて細菌感染している部分を取り除き、病巣を綺麗にしてから元の場所に戻すという方法で処置が行われます。

根管治療は拡大鏡で精密な処置ができる

根管治療 治らない

根管治療は再治療になると成功率が下がると前述しましたが、その大きな原因は根管の奥深くに菌が残っていることです。

菌が残ったままだと、いくら治療をしても再発を繰り返し、結果的に抜歯が必要となってしまいます。

根管の中は複雑な形状をしているため、処置を行う際根管内部をしっかり視認できるように医療拡大鏡を使用することで、治療の精度を高めることができます。

そのため、歯科医院を選ぶ際は、勘と経験だけに頼って治療をするのではなく、拡大鏡を使用して正確に根管内部を確認しながら処置を行う歯科医院を選ぶことをおすすめします。

歯髄まで虫歯が達していても神経を残せる可能性もある

根管治療 治らない

歯の神経がなくなると、以下のような症状が出る可能性があります。

・割れやすくなる
・変色する
・虫歯に気が付かない

神経がない歯はもろく寿命が短くなるため、歯が割れやすくなったり、血液循環がなくなることで歯が黒ずんだりします。

そのため、神経にまで虫歯が進行していても、できる限り神経を残す治療を行うほうがよいでしょう。

虫歯の状況によっては神経を残すことも可能なため、神経を取ってしまうリスクをしっかり理解して歯科医師と相談することが重要です。

まとめ

根管治療をしてもなかなかよくならないケースと、根管治療で治らないときの治療方法についてご紹介しましたが、参考になりましたか?

根管治療は、しっかり無菌状態で精密な機械を使用して行わないと、再発を繰り返してしまう可能性があります。

根管治療をしてもなかなか治らない場合、抜歯をすすめる歯科医院もありますが、状況によって抜歯をしなくても済むケースがあります。

そもそも根管治療によって神経をとらなくてもよい場合もあるため、信頼できる歯科医院で診断をしてもらうようにしましょう。

初台から徒歩1分の「内藤歯科」では、治療の精度を高めるためにサージテール(拡大鏡)を使用して精密な処置を提供しています。

また、施術器具の減菌処理を行うことで、根管治療の際に菌が侵入してしまうことを防ぎ、再治療となるようなことがないよう対策を行っています。

神経を抜く治療や抜歯をできる限りせずに歯を残す治療を提供しておりますので、虫歯にお悩みの方はぜひ「内藤歯科」までご連絡・ご相談ください。

 

 

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