歯が痛いとき2
前回、歯が痛む時の診査診断の重要性をお知らせいたしました。
しかし、歯科治療では痛みの原因が、わかりづらいものがあるのも事実です。歯の痛みの多くは、むし歯の痛みや、歯周疾患の痛みなどですが、なかには、咬合により引き起こされる痛みがあり、これは専門医などでないとなかなか見つけることが難しいものです。
当院でも、歯が痛むことで来院される方の中には、他の歯科医院で痛みの原因が見つからず、仕方なく抜歯や、抜髄（歯の神経をとる処置）を勧められて、納得できずに来院される方がいらっしゃいます。
当院で精密な診査診断をしてみると、咬合が原因で痛みが出ていると思われる方が、意外と多いものです。
そのような場合に、咬合治療を行うと、原因不明といわれていた痛みが、あっさり取れ、抜歯を免れてよかった！と言われることがあります。
咬合治療は、精密な咬合診断のもと専門医が行う治療ですので、見逃されていることが多いものですが、時には抜歯から歯を救うことができる大きなメリットがあります。
当院では精密な咬合診断を行うために、高倍率の拡大鏡のサージテルを、視軸と光軸を合わせた高出力のLEDライトを使用しています。
精密な診断は、肉眼での診査は不可能ですので、どうしても専門の拡大鏡やマイクロスコープを使用せざるを得ません。
当院の拡大鏡とLEDライトはさらに、感染防止用のシールドも装着しており、新型コロナ対策も万全を期しています。
原因不明の歯の痛みで、抜歯などを勧められて悩まれている方は、一度専門医で咬合の精密な診査をされてみるのも、良いかもしれません。
