【All-on-4とは?】歯がほとんどない方へ
All-on-4とは?
歯がほとんどない方へ、4本のインプラントで噛める喜びを取り戻す治療を、Dr. Paulo Maloの講演で学んできました。
「入れ歯が合わなくて、食事を楽しめない」
「歯がほとんど残っていないので、もうインプラントは難しいのでは」
「骨が少ないと言われて、治療をあきらめている」
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
先日、内藤歯科では、All-on-4治療コンセプトの開発者として知られるDr. Paulo Maloの講演に参加し、最新の考え方や補綴技術について学んでまいりました。All-on-4は、歯が全くない方、または残っている歯の保存が難しい方に対して、4本のインプラントで固定式の歯を支える治療コンセプトです。Nobel Biocareの公式情報でも、前方に2本、後方に最大45度まで傾斜させた2本のインプラントを用いることで、骨移植を避けやすいグラフトレスな治療として紹介されています。
今回は、渋谷区初台の内藤歯科がなぜこの治療に注目しているのか、そして患者様にとってどのようなメリットと注意点があるのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。
All-on-4とは?
All-on-4とは、歯を失った顎に対して、少数のインプラントで固定式のブリッジを支える治療法です。従来、歯がすべてない方に固定式の歯を作るには、多くのインプラント本数や骨造成が必要になることがありました。
しかしAll-on-4では、奥のインプラントを斜めに埋入する傾斜埋入を活用することで、骨が比較的残っている部分を有効に使い、奥歯まで支える設計を行います。Nobel Biocareは、All-on-4を「4本のインプラントで無歯顎治療を行うコンセプト」とし、条件を満たす患者様では手術当日に固定式の仮歯を提供できる場合があると説明しています。
つまり、All-on-4は「入れ歯ではなく、固定式の歯でしっかり噛みたい」という方にとって、非常に魅力的な選択肢のひとつです。
骨が少ない方にも可能性を広げる「傾斜埋入」
歯を失って時間が経つと、顎の骨は少しずつ痩せていきます。そのため、「骨が足りないのでインプラントは難しい」と言われることがあります。
All-on-4で重要になるのが、後方のインプラントを斜めに入れる傾斜埋入です。これにより、骨の少ない奥の部分を避けながら、より長いインプラントを使いやすくなり、前方から奥歯まで支える構造を作ることができます。
もちろん、すべての方に適応できるわけではありません。骨の量、噛む力、全身状態、歯周病の有無、清掃状態などを総合的に判断する必要があります。だからこそ、CTによる精密診断と、長期的な治療設計が欠かせません。
All-on-4で大切なのは「手術」だけではありません
インプラント治療というと、どうしても「手術が上手かどうか」に注目が集まりがちです。もちろん外科手技は非常に大切です。
しかし今回の講演で改めて感じたのは、All-on-4の成功には、上部構造、つまり実際にお口の中に入る“歯”の精度がとても重要だということです。
All-on-4では、12本前後の歯を4本のインプラントで支えます。
そのため、ブリッジがインプラントにぴったり合っていないと、ネジの緩み、破損、違和感、清掃不良などの原因になることがあります。
つまりAll-on-4は、
インプラントを入れる技術
だけでなく、
その上に入る歯をどれだけ正確に作るか
が非常に大切なのです。
CAD/CAMとPhotogrammetryという次世代技術
従来、インプラントの上部構造は鋳造によって作られることがありました。しかし鋳造には、金属が冷えるときの収縮など、どうしても誤差が生じる可能性があります。
そこで近年注目されているのが、CAD/CAMによる削り出し加工です。コンピュータで設計し、機械で精密に削り出すことで、より安定した補綴物の製作が期待されます。
一方で、デジタル化にも課題があります。口腔内スキャナー、いわゆるIOSで広い範囲を読み取る場合、全顎のインプラント症例では誤差が出ることがあります。そこで注目されているのが、**Photogrammetry(フォトグラメトリー)**です。近年の文献では、フルアーチのインプラント症例において、Photogrammetryが従来法やIOSと比較して精度や効率の面で有用な可能性があると報告されています。
内藤歯科でも、こうした世界の流れを学びながら、患者様により精密で長く安定する治療を提供できるよう研鑽を続けています。
上部構造の素材選びも、長期安定の重要ポイント
All-on-4では、上部構造の素材選びも重要です。
かつては金属フレームにセラミックを焼き付ける方法が使われることもありました。しかし、噛む力が強い方や長期間の使用では、セラミック部分が欠けることがあります。
その後、強度の高いジルコニアが注目されました。ジルコニアは非常に硬く、美しさにも優れた材料ですが、症例によっては破折や対合歯への負担などを考える必要があります。
今回の講演では、硬質レジンなどを含め、上部構造の素材選択についても議論がありました。
ここからわかることは、「一番硬い材料が一番よい」とは限らないということです。
大切なのは、
- 噛む力
- 顎の動き
- 清掃性
- 修理のしやすさ
- 見た目
- 長期メインテナンス
を総合的に考えることです。
特に女性の患者様では、「しっかり噛めること」に加えて、「自然な見た目」「口元の若々しさ」「人前で安心して笑えること」を大切にされる方が多くいらっしゃいます。だからこそ、内藤歯科では機能と審美のバランスを重視しています。
All-on-4はこんな方に向いている可能性があります
All-on-4は、次のようなお悩みをお持ちの方に検討されることがあります。
- 総入れ歯が動いて食事がしにくい
- 入れ歯の見た目が気になる
- 歯がほとんど残っていない
- 骨が少ないと言われた
- できれば骨造成を避けたい
- 固定式の歯でしっかり噛みたい
- 自費治療でも、長く快適に使える方法を選びたい
ただし、All-on-4は高度な治療ですが、決してすべての方に適しているわけではありません。
そのメリットデメリットを考慮の上選択するのが良いと思われます。
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| 出身大学 | 東京科学大学(旧東京医科歯科大学)出身 |
| 学会・資格 | 顎咬合学会・認定医 |
| 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 | |
| ICOI(国際口腔インプラント学会本部アメリカ・認定医) | |
| ICOI | |
| ISOI(国際口腔インプラント学会本部ドイツ・認定医) | |
| ドイツ歯科インプラント学会 – DGZI e.V. |DGZIは非営利団体であり、その規約に基づき、歯科医および診療チームのインプラント学的研修における品質保証に取り組んでいます。 | |
| ストローマンインプラント・スペシャリスト認定医 | |
| https://drive.google.com/file/d/1AGhwcEy4tY4vb2s6PVfiXBwXjGqnlapf/view?usp=sharing | |
| 世界10数か国において、インプラント、歯周病、審美の研鑽 | |
| 世界レベルの学会で専門医の研鑽を続けています。 |



















