インプラントとは その1

令和の時代になり、いまやインプラント治療は、患者様にも広く認識された感がありますが、一方でまだまだ歯科インプラント治療について、正しい認識が広まっているようには思えない現状もあります。

そこで、初台の内藤歯科では、インプラント治療歴25年の経歴と、国際的なインプラント学会の認定医として、皆様の役に立つ情報を、発信していこうと思います。

1952年に、スウェーデンのブローネンマルク博士による偶然の発見により、インプラントの歴史は始まりました。つまりインプラントの歴史は、その源流からまだ60年余りしか経過していません。日本人の平均寿命が80歳半ばという時代に、歯科インプラント治療はまだ、若造のようなものにすぎません。

私とインプラントの出会いは、思い返せば、30年以上前に遡ります。18歳で東京医科歯科大学進学課程に入学した私は、当時の医科歯科大学の、画期的なインプラント開発の発表に、胸を躍らせたものでした。ハイドロキシアパタイトを用いた、「画期的インプラント開発成功」のニュースは、歯科治療の新しい時代の幕開けを、予感させるに十分でした。同時期に開園した東京ディズニーランドより、はるかに「使えるやつ!」と思いました。しかし、時代は流れ、いまや旧世代のハイドロキシアパタイトインプラントは、姿を消しました。いまでも夢の世界を提供するディズニーランドとは、立場は逆転いたしました。このように、歯科治療においても、いくら「画期的」という触れ込みで登場した技術開発も、10年以上その価値を保持していけるものはごく一部にすぎません。

新しい治療法の導入をすることは大切ですが、その一方で、少なくとも10年経過のデータがあるかどうか、これを軽視してはいけません。歯科インプラントはもちろん、歯科治療においても同じことが言えます。

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