～初台の内藤歯科が教える賢いお菓子の食べ方～

 

はじめに：ハロウィンを楽しみながら、歯も守るコツを

こんにちは。初台駅から徒歩1分の内藤歯科です。
 街のあちこちがオレンジや紫に彩られ、子どもたちの「トリック・オア・トリート！」という元気な声が聞こえてくる季節になりました。ハロウィンは、かわいらしい仮装やお菓子の交換など、笑顔いっぱいのイベントですね。

けれど、歯科の視点から見ると、この季節は少しだけ注意が必要です。キャンディやチョコレート、キャラメルなどの甘いお菓子を食べる機会が増えることで、虫歯のリスクが高まりやすくなります。

お菓子を食べること自体は悪いことではありません。
 大切なのは、食べ方やその後のケアの仕方です。ちょっとした工夫で、楽しいハロウィンを過ごしながら歯の健康を守ることができます。

今回は、地域に根ざした初台の内藤歯科が、ハロウィンを楽しみながら虫歯を予防するための3つのルールを、やさしくわかりやすくご紹介します。

 

ルール1：おやつの時間を決めて、だらだら食べを防ぐ

虫歯を予防するうえで最も大切なのは、何を食べるかよりも、どう食べるかです。
 食事やおやつをとるたびに、口の中は一時的に酸性に傾き、歯の表面が溶けやすくなります（脱灰）。その後、唾液の力によって歯が修復される（再石灰化）ことで健康が保たれています。

しかし、だらだらと長く食べ続けると、酸性の時間が長くなり、再石灰化が追いつかなくなってしまいます。これが虫歯の大きな原因です。

・お菓子は食後のデザートやおやつの時間など、時間を決めて食べる
 ・1日の間食は1〜2回を目安にし、食べ終わったら次の食事までお口を休ませる

時間を区切ることで、歯を守るだけでなく、お菓子の時間がより楽しく特別なものになります。

 

ルール2：虫歯になりにくいお菓子を選ぶ

すべてのお菓子が虫歯を招くわけではありません。選び方によってリスクは大きく変わります。

リスクが高いお菓子	理由
キャンディ・キャラメル・グミ	口の中に長く残り、歯に付着しやすい
ポテトチップス・スナック菓子	澱粉が唾液で糖に変わり、虫歯菌の栄養になる
リスクが低いお菓子		理由
溶けやすいチョコレート		口の中に残る時間が短く、歯に付着しにくい
チーズ・ナッツ類（無糖）		唾液の分泌を促し、口内の酸を中和する
キシリトール100％のガム・タブレット		虫歯菌が酸を作れず、再石灰化を助ける

内藤歯科では、キシリトール100％のお菓子をおすすめしています。虫歯菌の働きを弱め、唾液分泌を促して歯を修復する力を高める効果があります。おやつタイムに上手に取り入れることで、楽しく虫歯予防ができます。

 

ルール3：食べた後のリセットケアを忘れずに

お菓子を食べた後は、できるだけ早くお口の中をリセットすることが大切です。

・理想は歯磨き
 特に夜は唾液の分泌が減るため、寝る前の歯磨きは念入りに行いましょう。お子様には保護者の方の仕上げ磨きが効果的です。

・歯磨きができないときはうがいを
 外出先などですぐに歯磨きができないときは、水やお茶で軽くうがいをするだけでも、糖分や酸を洗い流す効果があります。

・フッ素やCPC入りのケア用品を活用
 フッ素は歯を強くし、虫歯の進行を防ぎます。CPC（セチルピリジニウムクロリド）は細菌の繁殖を抑え、口内環境を清潔に保つのに役立ちます。

 

保護者の方へ：お子様の歯を守るためにできること

お菓子を禁止するよりも、食べ方を工夫することが大切です。子どもの楽しみを大切にしながら、健康な歯を守る工夫を取り入れましょう。

・お菓子BOXの活用
 もらったお菓子をまとめて保管し、1日に食べる分だけを小分けにして渡す習慣をつけましょう。自分で管理する練習にもなります。

・仮装メイクのあとに口元チェック
 メイクを落とすときに、歯や歯ぐきに食べかすが残っていないか確認しましょう。

・定期検診とフッ素塗布
 虫歯の早期発見と予防のためには、定期検診が欠かせません。特にハロウィンのように甘いものを食べる機会が多い時期には、フッ素塗布やシーラントで歯を強化しておくと安心です。

 

虫歯予防：お菓子でよくある質問（FAQ）

Q1：キシリトールのお菓子ならいくら食べても大丈夫ですか？
 A1：虫歯菌が酸を作らないため通常の砂糖より安心ですが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。適量を守り、時間を決めて食べましょう。

Q2：歯磨きができないときにマウスウォッシュを使っても効果がありますか？
 A2：はい。フッ素やCPCを含むマウスウォッシュは、酸性に傾いた口内を中和し、清潔に保つ効果があります。ただし歯磨きの代わりにはならないため、できるだけ早めにブラッシングを行いましょう。

Q3：ハロウィン後に子どもの歯が心配になったらどうすればいいですか？
 A3：痛みがなくても初期の虫歯は進行していることがあります。早めに歯科検診を受け、フッ素塗布やシーラント処置で予防を行いましょう。

 

まとめ：お菓子も笑顔も楽しむハロウィンを

ハロウィンは、子どもも大人も笑顔になれる楽しいイベントです。お菓子を我慢する必要はありません。
 大切なのは、正しい知識と少しの工夫です。

お菓子を食べる時間を決め、虫歯になりにくいお菓子を選び、食べた後はお口をリセットする。
 この3つの習慣を意識することで、ハロウィンを楽しみながら健康な歯を保つことができます。

もし歯やお口のことで気になることがあれば、どうぞお気軽に初台の内藤歯科までご相談ください。
 私たちは患者様一人ひとりに寄り添い、安心して通っていただけるよう丁寧な診療を心がけています。

地域の皆様が一生涯、自分の歯でおいしく食べられるように。
 今年のハロウィンも、笑顔であふれる楽しい時間をお過ごしください。

 

【初台 内藤歯科 基本情報】

【医院名】内藤歯科（渋谷区初台）
 【電話番号】📞 03-3370-8241
 【住所】📍 東京都渋谷区初台1-35-13（京王新線 初台駅 南口より徒歩1分）
 【診療時間】月〜金 10:00〜13:30・14:30～19:00／土 10:00～13:30・14:30～18:00
 【休診日】日曜・祝日
 【公式サイト】https://www.e-shikaiin.com/（Web仮予約可）

 

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記事監修	内藤歯科・院長内藤嘉彦
出身大学	東京科学大学（旧東京医科歯科大学）出身
学会・資格	顎咬合学会・認定医
	ICOI（国際口腔インプラント学会本部アメリカ・認定医）
	ISOI（国際口腔インプラント学会本部ドイツ・認定医）
	ストローマンインプラント・スペシャリスト認定医
	世界10数か国において、インプラント、歯周病、審美の研鑽
	世界レベルの学会で専門医の研鑽を続けています。