梅雨どきに急増！？歯の痛みと湿気・気圧の関係とは

梅雨どきに急増！？

歯の痛みと湿気・気圧の関係とは

（東京都渋谷区初台の内藤歯科より）

1. 梅雨の時期に「歯がズキズキ」する？その正体とは

毎年6月、内藤歯科では「急に歯がズキズキしてきた」「歯が浮いたように感じる」「詰め物が当たって痛い気がする」といった声が増えてきます。
実はこのような症状、梅雨ならではの気圧や湿気の影響が関係しているかもしれません。
特に異常が見られないにも関わらず、季節の変わり目に痛みを感じるという方は少なくありません。

本記事では、「気象の変化と歯の痛み」に焦点をあて、そのメカニズムと対処法を解説していきます。

2. 気圧と歯の痛みの意外な関係とは？

梅雨の特徴である「低気圧」は、私たちの体にさまざまな影響を与えます。中でも見逃されがちなのが体内の“空洞”の圧力バランスの変化です。

●影響を受けやすい部位

副鼻腔（ふくびくう）：鼻の奥にある空洞。気圧差で炎症が起きることも。
中耳（ちゅうじ）：飛行機に乗ったときの耳の違和感の原因。
歯髄（しずい）：歯の中の神経が集まる部分。密閉された空間のため敏感。

この中で特に歯に関係があるのが歯髄の気圧反応です。
詰め物やかぶせ物の下にわずかな空気が閉じ込められていると、気圧の変化によりその空間が膨張して神経を圧迫し、痛みや違和感を生じることがあります。
このような症状は「気圧性歯痛（Barodontalgia）」とも呼ばれ、登山や飛行機に乗ったときにも見られることがあります。

3. 天気痛との違いと注意したいポイント

「天気痛」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。これは、気圧・湿度・気温などの変化によって起きる頭痛・関節痛・肩こりなどの体調不良を指します。
一方、歯の痛みは以下のような特徴があります：

●天気痛と気圧性歯痛の違い

比較項目	天気痛	気圧性歯痛
主な症状	頭痛・耳の閉塞感・倦怠感など	歯のズキズキ・圧迫感・違和感
原因部位	筋肉や神経、内耳	歯の神経、詰め物周辺
痛みの性質	広範囲でぼんやりした痛み	局所的で明確な歯の痛み

ただし、虫歯や歯周病、根の病気が潜んでいる場合もあります。
「天気のせいかな」と自己判断せず、しっかりと歯科医院で診断を受けることが大切です。

4. 自分でできる対策と要注意のサイン

痛みが軽度な場合は、自宅でできる対策もあります。とはいえ、セルフケアは一時的な対処にすぎません。
以下のような症状がある方は、早めの受診をおすすめします。

●要注意の症状チェックリスト

冷たいものや甘いものがしみる
噛むとズキッと痛む
歯ぐきに違和感や腫れがある
以前治療した歯に痛みが出ている
2日以上痛みが続いている

●自分でできる応急処置

頬を温めず、一時的に冷やす（炎症を抑える）
柔らかい食事を摂る、無理に噛まない
市販の鎮痛剤を服用する（用法容量を守って）
ストレスや疲労を避け、リラックスした環境を保つ

5. よくある質問（FAQ）

Q. 気圧性歯痛は放置しても治りますか？
A. 一時的に改善することもありますが、繰り返す場合は歯の内部に異常がある可能性も。放置せず検査をおすすめします。

Q. 詰め物がある歯が痛みやすいのはなぜ？
A. 詰め物の下にわずかな空気や空間があると、気圧変化に反応しやすくなるためです。密閉度や古くなった素材も原因に。

Q. 歯医者ではどんな検査をするの？
A. レントゲン撮影や、噛み合わせの確認などを行い痛みの原因を特定します。

6. 内藤歯科のご案内（アクセス・診療時間）

渋谷区・初台の内藤歯科では、気圧性歯痛をはじめとする季節性の症状にも丁寧に対応しております。

所在地：東京都渋谷区初台1-35-13
アクセス：京王新線「初台駅」南口出口より徒歩1分
診療時間：月〜金 10:00〜19:00／土曜 10:00〜18:00（休診：日曜・祝日）
電話番号：03-3370-8241
予約方法：お電話（公式Webサイトからは仮予約可能：初台駅の歯医者「初台内藤歯科」徒歩1分で無痛治療）
院長：内藤嘉彦

7. まとめ～天候と歯の不調、放っておかずに相談を

「気圧や天気のせいかも」と感じていても、それが歯の病気の初期症状であることも多くあります。
梅雨や季節の変わり目こそ、歯の変化に気づくチャンスでもあります。

内藤歯科では、地域密着の歯科医院として、安心して相談できる環境をご提供しています。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

記事監修	内藤歯科・院長内藤嘉彦
出身大学	東京科学大学（旧東京医科歯科大学）出身
学会・資格	顎咬合学会・認定医
	ICOI（国際口腔インプラント学会本部アメリカ・認定医）
	ISOI（国際口腔インプラント学会本部ドイツ・認定医）
	ストローマンインプラント・スペシャリスト認定医
	世界10数か国において、インプラント、歯周病、審美の研鑽
	世界レベルの学会で専門医の研鑽を続けています。