歯石除去は保険適用される?料金はいくら?自由診療との違いや効果を詳しく解説!

監修者情報

院長:内藤 嘉彦

<保有資格>

  • 国際インプラント学会認定医
  • 国際口腔インプラント学会
  • 顎咬合学会認定医など

<自己紹介>

はじめてお越しいただく方は、歯医者に対して不安をもたれているかもしれません。
当院は常に患者様を第一に考え、不安を取り除き安心して治療をお受けいただきたいと考えています。
まずはカウンセリングを行いますので、お気軽にお口のお悩みをお聞かせください。

歯石除去は保険適用される?料金はいくら?自由診療との違いや効果を詳しく解説!

歯石除去に対して、「なぜ除去する必要がある?」「保険は適用される?」「料金はどれ位?」「どんな効果がある?」という疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

歯に付着した歯石は歯ブラシでは完全に除去することができないため、定期的に歯科医院へ受診して除去しなければいけません。

定期的に歯石除去を行うことで、歯周病の予防や改善、虫歯や口臭の予防、見た目がよくなるなどのさまざまなメリットがあります。

この記事では、歯石除去が保険適用された場合の料金相場や自由診療との違い、得られる効果について詳しく解説します。

歯石除去は保険が適用される

  • 歯石除去は保険適用される?料金はいくら?自由診療との違いや効果を詳しく解説!

結論からいうと、歯石除去は基本的には保険が適用されます。

保険が適用される場合は歯石除去だけではなく、虫歯や歯周病の検査なども含まれ、当然ですが患者様の料金の支払い負担は3割となります。

ここで注意しなければいけないのは、歯石除去だけの場合は保険適用外という点です。

歯科医が診察をして、歯周病などの病気があると判断されれば保険が適用されますが、歯肉の状態が健康な場合は自由診察となり料金の支払い負担は10割となります。

とはいえ、保険が適用された診察の場合は歯石除去の他にもさまざまな検査が行われるのに対して、自由診療の場合は歯石除去だけを行えるというメリットがあります。

保険適用と自由診療は料金以外にもさまざまな違いがありますので、料金相場も含めてそれぞれの違いは下記で詳しく解説していきます。

歯石除去の料金相場は?保険適用と自由診療を比較

続いては、歯石除去の保険適用時と自由診療時の料金相場を紹介します。

保険適用での料金相場は3,000円

保険適用で歯石除去を行う場合は、3割負担の3,000円から4,000円が料金相場です。

施術する歯の本数や部位により多少の誤差はあるものの、歯石の除去・清掃・検査を含めて大体3,000円程度に収まるのが保険適用時の相場となります。

自由診療での料金相場は7,000円~20,000円

自由診療で歯石除去を行う場合は、7,000円から20,000円が料金相場です。

料金にこれ程の大きな差がある理由は、自由診療では歯科医院が個々に料金の設定ができるという特有の理由があります。

また、自由診療では口の状態に合わせてさまざまな要望や治療方法を選ぶことができるため、一概に料金相場はいくらと断言するのは難しい状態です。

歯科医院のホームページを見れば歯石除去の価格が記載されていますので、自由診療で診察を受けたいと考えている方は、事前にチェックしておきましょう。

歯石除去は保険適用と自由診療で診察内容が変わる!違いを紹介

保険適用と自由診療で行われる歯石除去では、診察を行う目的と内容が変わります。それぞれの違いを下記で詳しく解説します。

保険適用の主な目的な治療

保険適用で行われる歯石除去の主な目的は治療なので、基本的な診察内容は歯周病が悪化する原因となる歯石の除去です。

まずは歯と歯肉の状態を確認し、虫歯や歯周病の状態を調べます。検査が終われば超音波スケーラーなどの専用器具を使い、歯に付着している歯石を除去していきます。

定期的に歯石を取っている場合は1回の診察で終了することが多いですが、歯石の量が多い場合は2回以上の複数回にわけられることもあります。

自由診療ではPMTCが使われることが多い

自由診療の歯石除去では、本来の歯の白さを取り戻すことが大きな目的となります。

自分では取り切れない歯石や着色による汚れを除去するため、PMTCを使うことが多いです。PMTCはプロが歯の掃除で使う専門的な機器であり、満遍なく口の中を綺麗にできます。

PMTCの内容や手順は口の状況により変わりますが、一般的な流れは下記の通りです。

①専用の薬液を歯に塗り歯石を赤く染めだす
②歯の表面は隙間に残る歯石を丁寧に落としていく
③研磨剤で洗い流し虫歯予防のためのフッ素を塗布する
④歯にツヤを出すためのトリートメント剤を塗布する

保険適用時の主な目的は治療なので複数回に渡ることもありますが、自由診療は治療ではありませんので、1度の通院で終了することが多いです。

もちろん、歯の状態を診察した際に異常があれば再来院が必要な場合もありますが、定期的な歯石除去を行っていればその心配はありません。

歯石除去の効果は?得られるメリットを紹介

歯石除去は保険適用される?料金はいくら?自由診療との違いや効果を詳しく解説!

ここからは、歯石除去を行うことで得られるメリットを紹介します。

歯周病や虫歯を予防できる

歯石除去を行う最大のメリットは、歯周病や虫歯を予防できる点です。

虫歯の危険性については多くの方が周知の事実かと思いますが、歯周病も口の健康だけではなく全身の健康にも悪影響を与える疾患です。

悪化すると歯が抜けたり認知症の要因にもなるので、歯ブラシで除去できない歯石はしっかりとした診察で取り除かなければいけません。

歯石には大量の歯周病菌が付着しているため、放置していると歯周病や虫歯を進行させるリスクが上がります。

歯石は定期的に除去しなければいけませんが、歯に強くこびりついているものは歯ブラシでは取り除けませんので、歯石除去で対応する必要があります。

口臭を改善できる

歯石は、細菌の塊であるプラークがカルシウムを取り込んで硬くなったものです。そのため、放置していると中に潜んでいる細菌が増殖し、さらに細菌が付着しやすい環境となります。

口の中に歯石を放置したままにしていると、下記の理由から口臭が悪化していきます。

・歯茎が出血して臭いを発する
・歯石に付着した細菌からガスが発生する
・歯茎の炎症で膿が溜まる

歯石に付着した菌からは、「硫化水素」や「メチルメルカプタン」などのガスが発生します。

このガスは玉ねぎが腐ったような臭いを発するため、口臭が悪化する原因となります。また、出血や膿からも生臭い臭いが発生するので、口臭が気になる方は歯石の除去を推奨します。

着色汚れを除去できる

歯石の表面は凸凹しているため、そのまま何もせずに放置していると、普通に生活しているだけでさまざまな汚れが付着していきます。

細菌が付着しやすい環境であるため、虫歯や歯周病が進行するリスクを上げるだけではなく、着色しやすくなるため、歯の白さを隠してより目立つようになります。

歯石は主に歯の根元に付着しますが、歯磨きが十分でない場合は全体に広がります。そうなると、ステインの付着などで歯の全体が茶色く変色したように見えます。

歯石除去により歯の色が明るくなったように感じる要因は、歯の表面に付着している着色汚れを綺麗に除去できているからです。

歯石除去の痛み・頻度・回数について

歯の健康を守るために歯石除去が重要であることは理解できても、痛み・頻度。回数が気になり通えないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ここからは、歯石除去を受ける際に気になるさまざまな悩みを紹介します。

痛み

歯石除去は、基本的に痛みはありません。

歯の診療は全てが痛いというイメージが定着している方も多いと思いますが、基本的にはほとんど痛みはなく歯石は除去できるため、安心して通うことができるはずです。

しかし、下記の条件に該当する場合は痛みを感じる場合があります。

・歯茎が炎症している
・大量の歯石が歯にこびりついている
・歯茎が下がっている

歯周病により歯茎が炎症していると、歯石除去でも痛みを感じることがあります。しかし、日頃から歯をケアしてしっかりと歯磨きをしていれば問題ありません。

また、大量の歯石が歯にこびりついてる場合は取り除くのが困難なので、痛みを感じる場面があるかもしれません。とはいえ、虫歯治療のようなズキンとした痛みはありません。

頻度

適切な歯石除去の頻度は、3ヶ月から6ヶ月に1回です。

期間に3ヶ月もの開きがある理由は、歯石の進行が人によりさまざまだからです。口の状態で形成速度は大きく変わるため、速度が人は2ヶ月に1回は取るようにした方がいいでしょう。

歯石除去は定期健診も兼ねているため、3ヶ月から6ヶ月というのは適切なメンテナンスの頻度であるともいえます。

現在は口の状態がよくても、知らない間に歯石が溜まり虫歯ができている可能性はありますので、早く見つけて改善した方が安心です。

また、歯磨きでは取れない歯石除去は口の中をスッキリさせる効果もあるため、リフレッシュの一環としても、定期的に歯科医院へ通うようにしましょう。

回数

歯石除去で通う回数は1回から5回が相場です。

定期的に歯石除去を行っている方や歯石が少ない方は1回で全ての歯石を除去できますが、大量に付着している場合は1回では取り切ることができません。

保険適用で歯石除去をする場合は治療が主な目的なので、まずレントゲンや歯周ポケット検査を綿密に行い、どこに歯石がついているかを確認しながら診断を行います。

そのため、気軽に来ていきなりすべての歯石を除去できるというわけではないのです。

また、歯石が大量に付着している患者様へは診察だけではなく、歯磨き指導も重要な治療の1つとなります。正しい手順を踏んで治療を行うため、どうしても回数は増えていきます。

まとめ

歯石除去の保険適用時と自由診療時の料金の違い、効果、痛み、頻度、回数などを詳しく紹介していきましたが、参考になりましたか?

虫歯や歯周病の予防、口臭の改善、歯の本来の白さを維持できるなど、歯石除去にはさまざまなメリットがあります。

保険適用だけではなく自由診療でも受けることができるため、まずはかかりつけの歯科医院へ歯石除去のことを相談してみてください。

歯石は歯ブラシでは取れません。口の健康を守るため、定期的な歯石除去はぜひとも行うようにしましょう。

初台駅から徒歩1分の場所にある『内藤歯科』では、虫歯や歯周病にならない歯を作る予防歯科にも力を入れています。

歯科衛生士による担当制で、歯磨き指導、フッ素の塗布、PMTCを行い、健全な歯の状態を維持できる予防歯科を実現しています。

定期的な歯石除去で歯の健康を守りたいと考えている方は、ぜひ『内藤歯科』へご相談ください。

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